4年生は、帆船海王丸での海洋教室に参加しました。船員の仕事や海についての知識・理解を深めることがねらいです。
帽子の着用の仕方から、船内での過ごし方、敬礼の方法等をひとつひとつ教わりました。職員の方の「気を付けーっ!」という大きな号令を聞いて、指や肘をまっすぐ伸ばし、きびきびと礼やあいさつをしている姿に、しっかりと学ぼうという決意が表れていました。
マスト登りでは、船首から突き出たマストを、綱を握ってバランスを取りながら渡り歩く体験をしました。真下は海なので、子供たちは「下を見ないように!」「がんばれー!」と声をかけ合いながら、勇気を出して1歩ずつ足を踏み出していました。マストを渡りきった仲間に対して「がんばったね!」「おかえり!やったね!」とハイタッチをしたり、抱き合ったりしたりして頑張りをたたえ合う美しい場面がたくさんありました。学校以外でも、このように心が行動に表れることは、子供たちにお互いのがんばりを認め合える力が身に付いているからです。
船内探検を終えると、待ちに待ったお昼ご飯です。ルウたっぷりのカレーライスを、おなかいっぱいいただきました。
その後、船の構造や海王丸の歴史について、クイズを交えながら分かりやすく説明していただいたり、結索訓練や手旗信号を体験したりしました。
1日を通して、船乗りの仕事についての知識・理解を深め、協力することの大変さや礼儀正しく行動することの大切さについて、子供たちは学んだようです。一日を通して船員の方だけでなく、たくさんの方々に進んであいさつを行う4年生の姿も立派でした。